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     いまおかはじめのあなたとマネーズ
　　　2024年7月29日(月）【第57回】　　
   テーマ：金利「金利とは」
パーソナリティー　今岡　一（いまおか　はじめ）
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今日から５日間にわたって「金利」について取り上げます。

１回目　金利とは
２回目　金利の種類と特徴
３回目　金利の決定メカニズム
４回目　金利の影響と重要性
５回目　金利に関する基本知識のまとめ

金利は投資をするうえで非常に重要な要素です！とこの番組で何度も出てきましたが、では金利はどういったものかというのはなかなか捉えどころのないものかもしれません。実際のところ、金融営業マンにも金利の重要性をうまく説明できない方も多いのではないでしょうか。

実際私も金融の勉強、研究をしていくうちに、金利の重要性というもの、そして奥深さを知っていきました。そして、金利の表現というのは難しいし受け止め方も難しいと思います。

通常金利は年利（１年間でどれだけおまけがつくか）で表します。ですので長期国債１％といったら、まず長期国債自体が１０年物国債を表していることを知らなかったら比較できないですし、１％って言ったら全期間で１％と思ってしまいかねないです。
また、定期預金４％！と表示されていて、１００万円を１年間預けたら４万円利息が付くんだ、と思いきや小さい字で（当初３カ月）とか表示されていたりします。とても注意が必要です。

とりあえず、金利とはいろいろな期間のおまけを１年間の割合で計算してみたら、というようにとらえていただければと思います。

ところが、金利はパーセンテージで表すため、ほかのパーセンテージ表記のものと混同しがちです。よく、生命保険の設計書や提案書で、解約した時の返戻率（解約した時に戻ってくる金額を支払った保険料に対して何％かあらわしたもの）がややこしいことになっています。３０年保険をかけて返戻率が130％と表記されていたら、払った保険料が100万円なら解約すると130万円返ってくるということです。30％増えている、というわけですが、30年で30万円なので、年率で直すと1％の運用に過ぎないのです。

こういった錯覚はよく起きますのでぜひ注目してみていただけると、自分にとっていい商品かどうかの一つの目安になるのでぜひご活用ください。

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