「介護認定の心身の状態像」

いよいよ介護保険の２０２４年改定に向けての議論が始まりましたね。
今回の議論では介護認定の４割を占める要介護１・２の方々を地域支援事業に移行するかどうかも議論の俎上に上がっているようですね。

今回は要介護認定の７段階ごとの心身の状態像についてお話ししています。
 

要介護度	８０％以上で低下している日常生活能力
要支援１	起き上がり、立ち上がり
要支援２	片足での立位、日常の意思決定、買い物
要介護１	片足での立位、日常の意思決定、買い物
要介護２	歩行、洗身、爪切り、薬の内服、金銭の管理、簡単な調理
要介護３	寝返り、排尿、排便、口腔清潔、衣服の着脱
要介護４	座位保持、両足での立位、移乗、移動、洗顔、整髪
要介護５	まひ、食事摂取、外出頻度、短期記憶

要介護１・２の方のケアを地域支援事業（総合事業）へと移管するとした場合、市町村によってケアの質も内容も変わってくる可能性も出てきますね。
また、介護福祉士ではなく誰がそのケアをしていくのか？その教育はどうしていくのか。

「公助」ではなく「自助、共助」に移管していくにしてもまだまだ議論の必要性はありますね。
今後の議論の内容にも注目していきましょう。


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今回は「一包化」について。薬剤師としては当たり前のことでも立場が違うとあれっと思うこともいっぱいある。例えば「毎食後」という印字。施設では服薬チェックをケースにセットする時、服用時、服薬後と３回チェックします。でも毎食後と印字されていると朝、昼、夕なのかはっきりしませんね。できれば一つの袋には一つの服用方法だけ印字してほしいなとか。立場が違うからこそ見えてくることがあります。

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パーソナリティ	栗田千津子
公開日	2022/07/14