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  • 2024/11/26【PRi愛媛】第1279回「朴庵例会の風光」(第21回)黒瀬英作の夢を語ろうMy Friendは、自分の花を咲かせよう!!

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    第1279回「朴庵例会の風光」​(第21回)黒瀬英作の夢を語ろうMy Friendは、自分の花をさかせよう!!



    241125-1「自分の花を咲かせよう」世界平和のための大宇宙大和楽訓読会を開始!
    (真民さんの「詩国」の原点、一遍上人と空也上人に倣いながら読み進めます)

    基本テーマは「人生はニコニコ顔の命がけ」(平澤興先生)
    ・これは、地上の平面的、横的な人生を運命と受け止めて、天宙的、縦的な縁覚(学?)により、開運開花へと導くことが、人生の要諦として日々の訓読学習により開眼しようとするものです。ニコニコという希望的な心境で同志に読み進めていただけたら幸いです。

    その原点として、2017年/平成29年(11月25日)に徳島県倫理法人会の主催により開催された、神渡良平氏の「自分の花を咲かせよう」講演会の当日を重ねて、7年後の今日から、再出発しようとするものです。当日の前夜は、奇しくも、私が代表世話人を拝命している徳島眉山木鶏クラブの13名参加の年末の懇親会が開催されていました。
    また、昨日2024年11月24日(日曜)は徳島市のあわぎんホールにて、「女王国阿波・卑弥呼サミット」が開催されて、大相撲では三世代の横綱が期待される琴桜が優勝、その夜に開催された世界野球WBSCプレミア12では日本が台湾に5回表の4点の失点の決勝戦で敗れるということがおこりました。それらの一連のことも、「四海同胞・五族協和」がひらめき、5×5=25という縦横の法則のようなものが顕現したと直感されました。
    「糸」という名曲(中島みゆき)もあるが、「宿る命を経(たて)糸に、運ぶ命を緯(よこ)糸に、巡る旅路で出逢うすべてを一期一会の綾と呼ぶ」(谷村新司)にも連想される今日となりました。まさに縁尽機妙・多逢勝因と意義深く受け止めさせていただきました。
    (今日を縁として、三島由紀夫の縦糸のような張りつめた精神の縁、坂村真民さんの緯糸のようなゆるやかに豊かに結ばれた縁もともに大切に結び合わせて、人間関係の理想となす「敬愛関係」を深める日々を念じつつ歩んでゆきたいと思います。)
    かねてよりの人生の重要課題となっていた「原点回帰・本性回復・凡事徹底」の一道にひとつのキックオフを得たような天地開闢の曙光をみる思いで開始したいと存じます。
    発起人・黒瀬英作拝(徳島眉山木鶏クラブ代表世話人)

    祈りの詩人・坂村真民の風光『自分の花を咲かせよう』(神渡良平著)

    ・私(黒瀬英作)の手許の同書には、本人の扉書きが
    「喜神を含む」
    「一道を行く」
    と鮮やかな達筆で書き残されています。

    「悟り」
    悟りとは
    自分の花を
    咲かせることだ
    どんな小さい
    花でもいい
    誰のものでもない
    独自の花を
    咲かせることだ

    [序にかえて]
    臨済宗円覚寺派管長・横田南嶺
    坂村真民先生は、仏教の中でも華厳(けごん)の教えを深く学ばれました。華厳のおしえ「帝網珠(たいもうじゅ)」という譬(たと)えがあります。この世界を、大きな網の目に譬えました。網の結び目にそれぞれ綺麗(きれい)な珠(たま)がついています。一つの珠が光ると、その光は、近くの光に映(うつ)り、更にその光は別の珠に映り、光が幾重(いくえ)にも幾重にも折り重なって光るのです。(虹のように・・)
    本書の前半において、神渡良平先生は、真民詩に力づけられた多くの人たちの物語を綴(つづ)られています。それは、山下泰裕(やすひろ)氏のような世界に名を知られた方や、鍵山秀三郎先生のように大事業を創業された方から、名も知られない市井(しせい)の方々にまで及んでいます。真民先生の世界がどのようにつながり合い、ひろがっているのかがよくわかります。
    それぞれの人が、それぞれ真民詩を読んで光を放ち、その光が幾重にも折り重なる、まるで華厳の帝網珠のように感じられました。
    後半は、真民先生の伝記であります。真民先生は詩集や随筆が残されていますが、まとまった伝記がありませんでした。私も長らく伝記が出ないかと望んでいました。
    これも神渡先生が綿密に取材をされて、真民先生の詩がどのように作られていったかがよくわかるようになりました。
    ひとりひそかに
    深海の真珠のように
    ひとりひそかに
    自分をつくってゆこう
    と詠(うた)われた真民先生は、自分自身の詩を「高さにあるのではなく深さにある」と言われ、「山でなく、海である 上がるのでなく下るのである」と表現されています。
    『下座に生きる』という本の著者である神渡先生ならではの、下へ下へ降りて、底辺から読み込んでいますので、それが読み応えのあるものとなっています。
    『自選坂村真民詩集』が出版された翌年、杉村春苔先生が、真民先生に「あなたさまの詩を読む人が、仏教者だったら心に仏を、キリスト教徒だったら心に神を描いたらいいし、万人万様の共感が得られるよう、誰の心にも吸い込まれ愛誦(あいしょう)される詩を書いてくださるようお願いします」と手紙に書かれたといいますが、その通りの詩を先生は作り続けられました。
    本書は真民先生の詩の世界をより一層深く学ぶことのできる良書であります。

    [プロローグ]
    坂村真民先生の詩に魅(み)せられて、松山市郊外のタンポポ堂に初めて訪ねたのは、二十四年前の平成五年(1993年)2月のことでした。八十四歳になる真民先生はすっかり枯れ切っておられ、透明な早春の空気のように澄み切っておられました。
    玄関脇の八畳ほどの応接間での取材は深みに導かれ、あっという間に一時間半あまり経(た)ってしまいました。では、近くのレストラン開花亭(かいかてい)で食事をしましょうと立ちかけると、真民先生は「ちょっと待っていなさい」と言い残して、二階の書斎に上がっていかれ、二枚の色紙を持って降りてこられました。見ると墨痕(ぼっこん)鮮やかに、
    聞法因縁五百生
    対面同席五百生
    と書いてありました。お釈迦さまの人に対する姿勢を表している言葉だそうで、『聞法因縁五百生』とは、五百回の人生を生まれ変わって、ようやくみ仏(ほとけ)の法を聴(き)くことができる因縁が成就するのだとい意味だそうです。『対面同席五百生』とは、対面して同席するような出会いは五百回生まれ変わってやっと実現できるようなありがたいものだというのです。
    お釈迦さまは一人ひとりをそういう、いつくしみのまなざしで見詰め、なつかしい気持ちで対しておられました。人々が群がるように会いに行っていた理由は、迎えるお釈迦さまの心の姿勢にあったのです。真民先生はそれをお手本にしているとおっしゃいました。
    開花亭で真民先生の前に坐(すわ)り、箸(はし)を取り出そうと箸袋を手にすると、そこに真民先生の詩「一字一輪」が書いてありました。それを目にした瞬間、私は釘づけになってしまいました。
    字は一字でいい 一字にこもる力を知れ
    花は一輪でいい 一輪にこもる命を知れ
    詩人が自分の思いを表現する言葉を、選びに選んでいる真剣さがびしびし伝わってきます。私は散文家なので多少違うとはいえ、自分の志を表現する言葉を選ぶのにまだまだ真剣さが足りなかったと反省させられた次第でした。
    凛(りん)とれている真民先生はこの詩を書いた時を振り返って言われました。
    「この詩は失明の危機を脱し、加えて内蔵疾患(ないぞうしっかん)から救われて、生きていく希望と光がようやく差し込んできた四十七歳の頃の作品です。当時は一遍(いっぺん)さんついてまだ何も知りませんでしたが、いま読み返してみると、一遍さんに近づいていこうとする気魄(きはく)のようなものが感じられます」
    お話をお聞きして、この詩には死に直面して人生のどん底で苦しみ、そこから立ち直った覚悟が表明されていることを知りました。この詩が持っている気魄はそこから来ているのでした。
    真民先生の詩に出合ってから二十七年になりました。このたびご縁があって評伝を書くことになりましたが、まさに「対面同席五百生」の思いです。私にとって坂村先生は『先生』と呼ぶべき存在ですが、生前先生は「私を先生と呼んでくださるな。一遍さん、良寛さんと同じように、親しみを込めて『さん』と呼んでくださった方がありがたい」とおっしゃっていました。そこで本書ではあえて『真民さん』と書くことにしました。
    真民さんの詩は修辞(しゅうじ)を凝(こ)らした詩ではありません。そこに感得した人生の知恵が表現されているからこそ、私たちの人生の応援歌になっています。この評伝で、あなたの人生も『大いなる存在』に導かれていることを確信してくだされば、こんなにうれしいことはありません。
    神渡良平

    今日も本気で語ります!!



    パーソナリティ 夢を語ろう My Friend【10分番組】
    アシスタント 黒瀬英作さん
    公開日 2024/11/26
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